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摂津市虐待等防止ネットワーク会議設立記念シンポジウム
ai おもって

基調講演
暴力はなくすことができる!
~DV・性暴力被害者の視点から~

 虐待や暴力は基本的人権を侵害し、人間としての尊厳を傷つけるものです。しかし、連日、全国各地で虐待や暴力による痛ましい事件が後を絶ちません。
 そこで摂津市では、平成24年6月に虐待等防止ネットワーク会議を設立し、関係行政機関の連携を強化して、複雑・多様化する虐待や暴力の早期発見と被害者の保護・支援により一層取り組んでいくこととしました。
 そのネットワーク会議の設立記念シンポジウムに、柳谷和美さんをお招きし、基調講演をしていただきました。
 柳谷さんは、2008年4月から、子どもへの虐待防止、母親の横のつながりや心のケアを目的とした「おやこひろば桜梅桃李」を運営しています。柳谷さん自身、子どもの頃親から虐待を受けていました。また、5歳と7歳の時に性暴力被害にも遭いました。そして十代の時には恋人から暴力を振るわれ、親になった時には孤独な子育ての中で子どもを虐待した経験を持っています。そんな当事者としての経験から、なぜ、人が「加害者」になってしまうのかと考え、虐待・性暴力防止のための活動をしてきました。
 講演では、怪獣の帽子をかぶって登場。「怪獣=暴力を奮っている加害者は仮面、その下にはこんなに可愛い私が!」と快活に語り始めた柳谷さん。

 

 


 怒りの仮面の裏には、様々な傷ついた体験から来る辛い感情が隠れています。泣いて感情を出すのは自然なことですが、それを「泣いてはいけない!」と抑圧されると感情そのものも押し込められてしまいます。押し込められた辛い感情は、他者への怒りや暴力となって表れるのです。現代の社会では、マイナスの感情を見せることは否定されがちです。特に男性は「泣くのは男らしくない」と言われることが多いですね。
 「男の人ほどいっぱい泣いてください。泣ける社会を作って暴力のない世の中にしていきましょう」と柳谷さんは講演を締めくくりました。

 

参加者みんなで「ヨシヨシ」のワーク

 

講演内容は、ウィズ通信Vol.7(平成25年1月発行)にも掲載しています。

 

日時 11月11日(日)午後1時30分~4時
会場 摂津市立コミュニティプラザ3階 コンベンションホール
講師 第1部 基調講演
講師:柳谷 和美(メンタルカウンセラー)
第2部 パネルディスカッション
パネリスト:辻 由起子(子ども虐待防止アドバイザー)
      武田 卓也(大阪人間科学大学准教授)
      高岡 克行(NPO法人権利擁護たかつき)
      柳谷 和美(メンタルカウンセラー)
コーディネーター:前馬 晋策(摂津市次世代育成部次長)
参加者数 144名